韓国人登山者にHPで情報発信

マナーや交通・気象

上高地の施設管理夫妻

信濃毎日新聞 掲載

平成21年08月20日(木)


 松本市安曇上高地で宿泊施設の管理人を務めている内野慎一さん(38)かおりさん(39)夫妻=諏訪市岡村=が、北アルプスの山岳情報や登山マナーをハングルで発信するホームページ(HP)「キルチャビ」が好評だ。日本と韓国では登山の文化や習慣が異なることから、「互いの違いを知って山を楽しんでほしい」と話している。

 最高峰の標高が2千bに満たない韓国では、3千b級の山々が連なる日本の北アルプスへのツアーが人気。だが、登山文化の違いから「山小屋でのトラブルが少なくない」(慎一さん)という。

 日本では、夕方までに山小屋に到着するのが常識で、夜は早く消灯となる。一方の韓国では、山小屋到着が午後7〜8時になる人もおり、山小屋では夜遅くまで宴会をすることもあるという。HPでは、こうした登山文化やマナーの違いを理解するよう呼び掛けている。

 キルチャビは韓国語で道しるべの意味。内野さん夫婦は2004年、韓国語の勉強の一環としてHPを開設。07年から本格的にHPを運営している。交通手段や気象状況、山小屋でのエチケット、ごみの持ち帰りなどの情報も提供している。

 慎一さんは「韓国で見てくれた人からの問い合わせも増えておりうれしい。今後も日本から正確な情報を伝えていきたい」としている。

 ホームページはhttp:/www33.ocn.ne.jp/~tamayatsu/gjindex.html

写真=運営するホームページ「キルチャピ」を見る内野さん夫妻ら