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日本百名山で夏山予報 | |||||||
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日本気象協会(東京)は今夏にも、現在全国二十五山の夏山予報を拡充、登山客に人気が高い「日本百名山」を網羅した予報を始める。百名山は作家の故深田久弥が定義し、長野県には都道府県別で最も多い三十山が集中。県内分を担当する長野支店(長野市)は、昨夏に各地で被害をもたらした落雷の発生予測も充実させ、「より精度の高い予報にしたい」としている。
百名山は大雪山(北海道)、八甲田山(青森県)、阿蘇山(熊本県)など、深田が独自の観点で選んだ山々。登山者に人気が高く、全山踏破を目指す人も多い。県内では北アルプスの槍ヶ岳、奥穂高岳、常念岳のほか、浅間山、雨飾山など、ほぼ全域に点在している=地図。
現在、県内で夏山予報の対象になっているのは北アの白馬岳や槍ヶ岳、八ヶ岳の夏沢 峠、中央アルプスの駒ヶ岳な ど十山。長野支店の気象予報 士が高層天気図から各山の天候を予測。昨年から週間予報も発表し、インターネットのホームページなどで毎日二回発表している。一部の山では近くの山小屋と連携し、最新の小屋や頂上周辺の写真もホームページに掲載している。
夏山予報は少なくとも四十年前から続いており、今回が初の大幅刷新。新たな「百名山予報について、同協会は態勢が整った山から順次発表する方針だ。長野支店は夏山シーズン中、「○日は晴れるか」といった問い合わせが全国から相次ぐため、山小屋との連携をさらに強化しながら、「安全な登山のための独自情報を出したい」 (木村貴明・気象予報士)としている。
山岳地帯は天候が変わりやすく、登山中の事故が後を絶たない。昨年八月も中アで女性登山客が落雷で死亡した。
県山岳遭難防止対策協会講師の丸山晴弘さん(68=長野市=は、人気の高い百名山ごとの気象予報を歓迎する一方、大勢の登山客が訪れる分、安易な判断で事故に遭うケースも多いとして、「ピンポイント予報を活用しながら、無理のない安全な登山を心掛ける必要がある」と指摘している。