チョモランマ聖火登山頂上で点火自信

信濃毎日新聞 掲載

平成20年05月01日(木)


 【チョモランマ・ベースキャンプ(中国チベット自治区)30日共同】北京五輪聖火の世界最高峰チョモランマ(英語名エベレスト、標高八、八四八b)のベースキャンプ(BC、五、一二〇b)が三十日、海外メディアに初めて公開された。トーチ製作者は記者団に対し「マイナス四五度、風速三〇bの状況下でも点火できる特製トーチを使用する」と説明、頂上での聖火点火に自信を示した。

 BCからはチョモランマの真っ白な雪をかぶった頂上が望める。張り詰めた空気の中、BC入り口では厳しい検問が実施され、付近では約五十人の武装した警官が銃を持って整然と列をつくり、厳しい表情で訓練に精を出すなど、五月上旬の登頂を前に臨戦態勢が取られていた。

 BCには登山隊のほかに気象、消防、通信、食事担当者、生中継を予定している中国中央テレビ関係者ら約四百人が滞在。BC中心部には約三百b四方の範囲に約百二十張のテントが碁盤の目のように設けられ、検問近くにも警官らが使用するテント七十張が設営された。

トーチについて、製作者は完成までに二年かかり、既に頂上でのテストにも成功したと述べ、火種を頂上直下までランタンで運んで特殊ライターでトーチに点火するとの計画を明らかにした。

 頂上にアタックする日程はまだ決まっていない。BCの気象担当者は「今日、頂上では三十b以上の風があり、三日以内の登頂開始は難しい」と語った。BC関係者は「登頂は天候次第」と話し、天候を見極めて登頂を開始する方針を示した。BC出発から頂上までは約六日かかる見通しだ。

写真:30日、中国チベット自治区の北京五輪聖火チョモランマ・ベースキャンプ(共同)