線穂高駅近く登山者向け駐車場開設

用品店経営者30台分無料で

信濃毎日新聞 掲載

平成20年04月26日(土)


 安曇野市穂高のJR大糸線穂高駅近くに登山者用の無料駐車場がオープンした。駅前の登山用品店「バックカントリー穂高」が、同市穂高総合支所の職員駐車場の一部を無償で借りて開設。縦走する登山者や乗り合いで登山口に向かう人は便利になる−と活用を呼び掛けている。

 同支所に勤務する職員は合併前の穂高町役場と比べて減ったため、駐車場に空きが目立っていた。駅から徒歩3分のこの駐車場を有効活用しようと、山岳ガイドで同店を経営する太田毅彦さん(39)が市に貸与を要望。「駅周辺の活性化にもなる」と市も快諾し、11月末まで30台分の賃借契約を結んだ。

 太田さんによると、常念山脈や「表銀座」の縦走では登山口と下山口が違う場合が多い。駅近くに駐車すれば、帰路も登山口ヘ向かわずに、電車などで手軽に自家用車を取りに戻れる。また登山口の駐車場は最盛期に車があふれ、周辺の渋滞が問題化乗り合いやタクシーで向かえば問題の解決につながる。

 同店で利用を受け付け、駐車カードを発行する。下山予定日や連絡先もノートに記入してもらい、戻らない場合は安否確認に活用する。太田さんは「山小屋と連絡を取り合い、天候などの情報を利用者に提供して遭難防止にも努めたい」としている。

 問い合わせは同店(80263・81・0802)へ。

写真:JR穂高断じ丘くにオープンした登山者用の無料駐車場と管理する登山用晶店の太田毅彦さん