71歳の石川さん南極最高峰登頂

世界最高齢で7大陸制覇

信濃毎日新聞 掲載

平成20年01月28日(月)


 南極大陸最高峰の「ビンソンマシフ」(四、八九七b)の登頂に挑んでいた愛知県山岳連盟会長の石川富康さん(71)から愛知県刈谷市の留守宅に二十七日、衛星電話で入った連絡によると、石川さんは現地時間で二十一日に登頂に成功した。

 石川さんは既に北米、南米、欧州、アジア、アフリカ、オーストラリアの最高峰を制覇している。登山記録を集めた海外のホームページなどによると、七大陸の最高峰にすべて登頂した「セブンサミッター」としては、スペイン人登山家のラモン・プランコさんの七十歳八カ月を抜いて世界最高齢での達成とみられる。

 今月七日に日本を出発した石川さんは、南極半島にあるピンソンマシフの約二千二百b地点のベースキャンプで、同行の外国人パーティーと合流した後、山頂を目指していた。妻の尚子さん(71)によると、二十七日正午ごろから二度、石川さんから元気そうな声で衛星電話があった。「登ったからな。すぐ帰るから」とあまり多くを語らなかったが、尚子さんは「照れ屋な人ですから。今はゆっくりしなよ、と言ってあげたい」と話していた。

 石川さんは二〇〇二年に六十五歳でエベレスト(八、八四八b)に登頂し、当時の最高齢記録を更新したのを皮切りに、各大陸の最高峰にアタック。昨年九月には六大陸目となるアフリカのキリマンジャロ(五、八九五b)を制覇していた。