最高齢登頂柳沢さん佐久で講演

エベレストの厳しさ語る

信濃毎日新聞 掲載

平成20年01月20日(日)


 世界長高齢でエベレスト(中国名チョモランマ・八、八四八b)登頂に成功した元中学校教諭の柳沢勝輔さん(71)=上田市真田町=が十九日、佐久市の県佐久勤労者福祉センターで講演した。スライド写真を見せながら登頂までの様子を語り、集まった約二百人が聞き入った。

 講演で柳沢さんは、登山の行程をスライド写真を使って詳しく説明。斜面に立つテントや、山頂付近の急な岩壁がスクリーンに映ると、聴講席からはため息がもれた。天候は穏やかに見えたが、柳沢さんは「登山直前に三人が犠牲になった」「帰りは猛吹雪に遭った」などと語り、高山の環境の厳しさをうかがわせた。

 二〇〇六年に山容を間近で見て以来、エベレストが頭から離れなかったという柳沢さんは「夢うつつのまま登った気がする」と話していた。

 柳沢さんは昨年五月、七十一歳と六十三日で登頂し、ギネス記録に認定された。講演会は、柳沢さんが所属する、佐久地方の登山愛好家でつくる「佐久アッセントクラブ」が企画した。

写真:エベレスト登山の体験を語るる柳沢勝輔さん(右端)=県佐久勤労者福祉センター