白馬岳で全壊避難小屋再建へ

検討会スタート

信濃毎日新聞 掲載

平成19年11月20日(火)


  今年七月に全壊が確認された北アルプス白馬岳(二、九三二b)大雪渓ルート上部にある避難小屋を白馬村が再建することが決まり十九日、初めての再建検討会が、白馬村役場であった。村や山岳関係者ら約十人が出席し、避難小屋に設置するトイレのあり方などを議論した。

 環境省は、環境保全などの観点から避難小屋へのトイレ設置を指導。出席者からは、登山客の引率時に、避難小屋のある小雪渓付近で、トイレの必要性を感じるとの意見も出た。

 旧避難小屋は一九九七年に完成。九八年にトイレを設けたが同年中に故障し、使用中止になっていたという。新トイレについて検討会では、小屋内に専用の個室を設け、袋状の携帯トイレを使ってもらう案や、有料制にしてヘリコブターで、し尿を下ろす案が出た。

 携帯トイレについては「登山客に浸透しておらず、使用後の袋の投棄が懸念される」との意見が出た。一方、ヘリで空輸した場合の費用負担が困難との見通しもあり、次回までの検討課題とした。

 避難小屋ば、本年度中に環境省に再建申請をし、来年夏の着工予定。

写真:避難小屋跡地。来年夏、エ事着工に向けて計画が進む=10月10日、白馬村役場提供