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松本で国際会議100人参加 | |||||||
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国際山岳連盟(本部スイス)総会の開催に合わせて、アジアの山岳環境の現状を報告する「松本国際山岳自然環境会議が七日、松本市のMウイングで開かれた。ネパール、韓国の代表者らが「地球温暖化と環境保護」をテーマに講演。ネパール山岳協会のアンツェリン・シェルパ会長は「気温の上昇で、ヒマラヤでは湖が決壊の危機にひんしている」と訴えた。
氷河が溶け出してできる「氷河湖」は、ヒマラヤ山系でこの数十年の間に約三千カ所生まれたと指摘。アンツェリン会長は「急激に発生したため、湖の堤が弱い。溶解が進めば決壊ば明日にでも起きる」。一九八五年のディグ・ツォ湖決壊では、発電所や森がのまれ、被害額は約五百万jに上ったという。
防止策として、排水設備の充実、警報装置の設置などを挙げた。アンツェン会長は「湖の排水で安全性を高めるとともに、湖水を水力発電にも応用し、マイナスをプラスにしたい」と話した。
韓国山林庁の具吉本・山林利用本部長は、国立公園内などで、国がルートを指定して直接管理する「国家登山道」の取り組みを紹介。「全国民が環境を考えること、国が支援することが重要」と強調した。
参加者からは「登山者に料金を課す『入山料』についてどう思うか」との質問があり、具本部長は「あった方がいい。料金を支払えば自然をもっと大切にしようと思うのでは」と答えた。
会議は、アジア山岳連盟自然保護委員会が主催。環境保全について各国の活動を紹介し合おう−と、日本国内で山岳環境保護などに取り組む七団体が開催を持ち掛け、実現した。この日は、団体の関係者や市民ら約百人が参加した。
写真:アジア各国の山岳環境について鞭告した「松本国際山岳自然環境会議」