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北ア小蓮華山山頂崩落 | |||||||
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北アルプス白馬連峰の小蓮華山(二、七六九b)山頂が崩れ、山岳関係者が登山者に注意を促している。山頂には既に立ち入り禁止のロープが張ってあリ、北安曇郡小谷村山案内人組合は「現時点では入山することに間題はないが、ロープ内には入らないように」とする。国土地理院は、標高が変わる可能性も指摘している。
小蓮華山は小谷村と新潟県糸魚川市の境にある。頂上直下の長野側斜面が下にずれるように崩れ、山頂の一部が沈下。約二bの段差が生じ、安置してあった大日如来像や鉄剣も倒れた。崩落は長さ約二十bにわたり、山頂から続く割れ目が白馬大池側にさらに五十bほど延びている。
同山案内人組合の宮嶋岳生さん(42)によると、山頂には昨年から幅約五十aの割れ目があったため、ロープを張って立ち入りを規制。今年六月、登山道整備の際に崩落を見つけ、立ち入り禁止の範囲を広げた。宮嶋さんは「崩落の原因は不明」としたうえで、こぶ状に長野県側に張り出した山頂の地形が影響している可能性を指摘する。
小蓮華山山頂は、白馬大雪渓から栂池方面に下山する人気コース上にあり、一日数百人が通ることも。山頂直下を歩く登山者はないが、春に山スキーヤーが滑走するという。宮嶋さんは、山頂がさらに崩れれば山スキーヤーが巻き込まれる恐れもある、と懸念する。
今後、夏山常駐隊や北ア北部地区遭対協など関係機関が、割れ目幅の変化の調査や注意標識設置といった検討を進める。宮嶋さんは「ロープ内に入らなければ、今のところ危険はない」と話している。
小蓮華山は新潟県の最高峰。国土地理院によると、二〇一〇年ごろに予定する次回測量で標高が下がる可能性もある。国内の山岳で採掘や噴火以外の原因で標高が下がった事例は少ないという。
写真:長野県側(手前左)に崩落し始め、ぱっくリと亀裂が走る小蓮華山山頂付近=7月10日