白馬岳大雪渓ルート上部避難小屋が全壊

信濃毎日新聞 掲載

平成19年07月12日(木)


 北安曇郡白馬村と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会などは十、十一日、北アルプス白馬岳一二、九三二b)の登山道などを調査し、大雪渓ルー卜上部の小雪渓にある避難小屋が全壊しているのを確認した。原因は雪崩とみられ、山岳関係者は「登山者の安全管理上必要な施設」と再建を要望。村は来年の再建に向け検討を進める方針だ。

 避難小屋は、天候悪化や、疲労した登山者の利用に備え、村が一九九七年、標高約二千五百b付近に建設。木造平屋約十五平方bで、冬場は雪に埋もれる。六月下旬に村職員らが同所下部を通った際、木片が散乱しているのを見つけた。小屋が雪の中から露出するのを待って十日に再調査。現状確認や立ち入り禁止のロープを張るなどした。

 小屋は高さ五bほどの岩陰にあるため、これまで大きな損壊はなかったという。調査に当たった関係者は「小屋が地表に出ていた昨年秋ごろ雪崩に遭ったのでは」と推測している。

写真:土台や床板を残して全壊した北ア白馬岳の小雪渓にある避難小屋=10日