県警夏山情報 北ア沢筋残雪多め

転倒・道迷いに注意

信濃毎日新聞 掲載

平成19年07月10日(火)


 県警地域課は九日、県内山岳の夏山情報(七-八月)を発表した。標高の高い北アルプスの沢筋は例年より残雪が多いといい、転倒や滑落、道迷いや落石に注意し、アイゼンなどを携帯するよう呼び掛けている。

 同課によると、今年は一-二月の降雪が少なかったが、その後雪が降り、北アの槍・穂高連峰、後立山連峰などの標高三千b近い所では沢筋に雪が残る。雪上で転倒したり滑落したりする恐れがあるほか、登山道を見失いやすく、落石が転がってくる危険もあるという。

 昨年の夏山の遭難は六十六件(前年比四件増)で、転落や滑落が三十一件、病気や疲労が二十件だった。また、死者・行方不明者は前年と同じ十三人で、このうち六人が単独登山だった。

 同課は、経験や技術に応じた計画とグループでの登山を勧めている。落雷事故などに遭わないよう、気象状況を見極めての入山も求めている。

 県警は今後、山岳遭難救助隊を槍・穂高、後立山連峰に常駐させるほか、各山域でパトロールを実施。また、各山域の危険個所などをまとめた冊子「夏山情報」を各登山相談所などで配る。