エペレスト最高齢登頂上田の71歳

信濃毎日新聞 掲載

平成19年05月29日(火)


 上田市真田町長の元中学校教師柳沢勝輔さん(71)が二十二日、世界最高峰のエベレスト(中国名チョモランマ・八、八五〇b)登頂に成功したことが二十八日、分かった。エベレスト登頂者としては、昨年五月に七十歳で成功した神奈川県鎌倉市の男性を抜き世界最高齢。柳沢さんと、同行の山岳ガイド、倉岡裕之さん(45)=千葉県我孫子市=が、信濃毎日新聞の電話取材に答えた。

 柳沢さんはニュージーランドの公募隊に参加。四月八日に中国・チベット自治区のべースキャンプ(約五、二〇〇b)に入り、現地時間の五月二十二日午前八時ごろ、日本人三人を含む隊員が登頂した。チベット登山協会に登頂を届け出る。

 登頂時は快晴。二十八日、カトマンズのホテルに着いた柳沢さんは登頂時の心境を「登れて良かった、後は下りればいい、と安心した」と話した。三十分ほど風に吹かれ、「気持ち良かった」。世界最高齢の登頂と承知していたが「意識はしていなかった」という。

 柳沢さんは一九三六(昭和十一)年三月二十日生まれで、登頂時、七十一歳二カ月と二日。日本山岳協会によると、これまでの最高齢は鎌倉市の男性の当時七十歳七カ月と十三日だった。

 柳沢さんは五十年以上登山を続け、昨年十月には七十歳でヒマラヤのチョー・オユー(八、二〇一b)に登頂している。

写真:エベレスト山頂に座る柳沢勝輔さん(手前)=5月22日(倉岡裕之さん撮影、提供)