白馬岳開山祭で記念トレッキング

白馬大雪渓雄姿楽しむ

信濃毎日新聞 掲載

平成19年05月27日(日)


 北アルプス白馬岳(二、九三二b)の夏山開山祭「貞逸(ていいつ)祭」が二十六日、白馬村の猿倉登山口で開かれた。恒例の白馬大雪渓への記念トレッキングには約百二十人が参加。白馬連峰の山肌に浮かぶ雪形や、斜面に咲く山野草など一帯の景色を楽しんだ。

 白馬岳に山小屋を整備するなど山岳観光に功績のあった松沢貞逸(一八八九-一九二六)をしのぴ、四十一回目。山岳関係者ら約二百人が神事を行って登山者の安全を祈願。地元コーラスグループの合唱でシーズンの到来を祝った。

 続いて、トレッキング参加者が同登山口を出発。昨年は同登山口から積雪があったが、今年は登山口から約二百b高い御殿場(標高約一、四〇〇b)までほとんど雪がなかった。林道は新緑の木々が鮮やか。シラネアオイやニリンソウなどの山野草が見られた。

 参加者は御殿場から二十五分ほど雪上を歩き、計約二時間で大雪渓下部の白馬尻(一、五六〇b)に到着。標高二千b以上では積雪が例年より多いといい、参加者は雄大な大雪渓を見上げたり、記念写真を撮ったり。兵庫県尼崎市から四年連続で訪れた佐藤史子さん(65)「例年より多い山野草が観察できた」と話していた。

写真:白馬岳に浮かぶ雪形「代かき馬」(右上)を前方に雪上を登る記念トレッキツグの参加者