戸隠山で開山祭

無事故を願って

信濃毎日新聞 掲載

平成19年05月22日(火)


 長野市戸隠の戸隠神社奥社で二十一日、「戸隠山開山祭」があった。戸隠観光協会や山岳遭難救助隊の関係者らが、神社近くの登山口でしめ縄を切り、シーズンの無事を祈願。式の後、県内外から訪れた観光客や登山者らが、周囲を散策したり、山頂方面に向かったりした。

 市は本年度を「戸隠イヤー」と名付けて戸隠地区の観光振興やPRなどに力を入れており、観光客も例年以上に訪れる見込み。同観光協会の西善秀会長(72)は「無事故で、いいシーズンになるよう、安全確保には十分注意していきたい」と話した。

 友人と登山に来た神奈川県内の主婦渡部悦子さん(65)は「戸隠の豊かな自然は本当に素晴らしい。戸隠イヤーも楽しみだが、開発されていない森林を保存する取り組みも続けてほしい」と注文していた。

 戸隠観光協会によると、戸隠連峰では二〇〇六年度、六千七百人ほどが登山し、三件の遭難が発生、死者はいなかった。現在、稜線(りょうせん)上には一bほどの残雪があるという。

写真:開山祭でシーズンの無事を祈り、しめ縄を切る戸隠観光協会などの関係者