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山岳遭難最多・県内06年は222人 | |||||||
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昨年の県内山岳での遭難者が、一九五四年に統計を取り始めて以来過去最多の二百二十二人(前年比16%増)に上ることが七日、県警地域課のまとめで分かった。死者は前年比86%増の五十四人。四十代以上の中高年が遭難者の80%を占めている。春山(四-六月)と冬山(一-三、十二月)の遭難が増加、同課は「吹雪や雪崩など、判断の難しい気象条件が影響した」とみている。
同課によると、けがをした人も百二人で、前年(百一人)を上回って過去最多を更新。遭難件数も百七十三件と、〇三年の百七十九件に次ぐ多さだった。遭難者数はこれまで、北アルプス西穂高岳で起きた落雷事故で松本深志高生ら十一人が死亡した六七年の二百五人が最多だった。
春山と冬山の遭難者は計八十六人と、前年比48%増。死者は二十四人で前年の三倍に上った。遭難者の80%は中高年、68%が男性。遭難者のうち首都圏四都県(埼玉、千葉、東京、神奈川)から訪れた人が45%を占めた。全体の64%が北アルプスで遭難した。
原因別では、つまずきや踏み外しを含む「転・滑落」が八十六人で最多。次いで「疲労・凍死傷」四十五人、「病気」二十七人の順。「疲労・凍死傷」は前年の五倍に上った。
単独や小人数での遭難も多く、単独者の遭難は四十七人、うち死者十六人。二人パーティーの遭難は六十六人、死者九人だった。二月に八ケ岳連峰硫黄岳で起きた雪崩で三パーティーの五人が死傷したほか、五月には北アルプス針ノ木岳の雪崩で二パーティー五人が死傷するなど、複数のパーティーが同時に遭難するケースも目立った。
同課は「なるべく複数で登山し、判断を誤らないことが大事。針ノ木岳の雪崩では雪に埋まった山スキーヤーが(電波を送受信する)ビーコンを持っていて助かった。装備の充実も必要だ」とし」ている。