鏡台山に親しんで

千曲市のトレッキングクラブ

枝や草払い登山も道整備

信濃毎日新聞 掲載

平成18年11月18日(土)


 千曲市里山トレッキングクラブ(竹内保会長、約百二十人)はこのほど、同市と坂城町、上田市の境にある鏡台山(一、二六九b)の登山道などに案内板約二十枚を設置した。事前に枝や草を払い、急な場所には登山の際に補助となるロープを設けるなどルートも整備。「多くの人に地元の山への親しみを持ってほしい」と話している。

 案内板を設置した登山道は、千曲市・坂城町境付近から登る片道一・ニキロと、千曲市の倉科・森地区境付近からの片道三・八キロの二ルート。登山口や山頂を含め十二枚を取り付けた。ほかに、両ルートの登山口に通じる森や倉科からの市道や林道の道端にも十枚設けた。

 案内板には、山頂や登山□までの距離や所要時間を記入。「あわてずゆっくり安全に」「注意熊が出没します」などと添えている。文字は業者に頼んだが、支柱や枠は木材を使って会員が手作り。山頂には、登頂記念に名前を記せる芳名帳やペンを入れたケースも設けた。

 千曲川右岸の鏡台山は、左岸にある月見の名所、おば捨から眺める中秋の名月が昇る山として知られる。クラブは昨年十一月、「嬢捨の風景を構成する貴重な山」として、山頂に標識となる石柱を設置した。

 メンバーは「子ども連れでも楽しめる山になったと思う。郷土の自然や山の大切さを幅広い世代に体験してほしい」と話している。

写真:鏡台山の登山道に案内板を設置する千曲市里山トレッキングクラプの会員ら