ヒマラヤアンナプルナ雪崩でシェルパ不明

安曇野の登山隊撤退へ

信濃毎日新聞 掲載

平成18年10月30日(月)


 ネパールのヒマラヤ・アンナプルナ1峰(八〇九一b)登頂を目指していた「登撃(とはん)クラブ安曇野」の登山隊から二十九日、安曇野市内の留守本部に入った連絡によると、標高六、一〇〇b付近の第ニキャンプ付近で雪崩が発生、ネパール人のシェルパ一人が行方不明になった。同隊は登頂を断念し、撤退準備に入った。
 山田慶周隊長(62)=山岳ガイド、安曇野市穂高有明=ら、同クラブ隊員四人は無事だった。

 連絡によると、雪崩に遭ったのは二十二日午前九時すぎ。標高六、八〇〇b付近に設営する第三キヤンブに向かうルート工作中に起きた。隊員らがいた場所から五十bほど上部で発生し、幅六百bに及ぴ、一・五bほどの厚さで雪が落ちた。遭難したのはシェルパのリーダーで、隊員の前にいたという。山田隊長らはカトマンズヘ下山し、警察をはじめ関係機関に連絡。行方不明になったシェルパの家族に状況を説明するなどしている。

 同隊はクラブ発足十周年を記念してアンナプルナ登頂を計画。松本市内の旅館で研修経験のあるネパール人一人を含む四人で登山隊をつくり、九月二十四日に日本を出発した。