規制緩和の浅間山9月の登山者倍増

「影響予想以上」安全に配慮

信濃毎日新聞 掲載

平成18年10月18日(水)


 二年ニカ月ぷりに立ち入り規制が緩和された浅間山(標高二、五六八b)で、小諸側の九月の登山者数が推計約三千三百人に上り、昨年同時期に比べ約二・一四倍に増えだことが小諸市の調べで分かった。増加する登山客に対応するため、浅間連峰地区山岳遭難防止対策協会の小諸、御代田両支部は三十日、警察、消防と合同で登山道点検と救助訓練を行う。

 登山道を管理する小諸市は規制緩和前に、第二外輪山の前掛山周辺の登山道にロープを張るなどの対応をした。緩和区間の登山道は約一カ月で踏み固められてはいるものの、安全を考慮して実態を調べ、併せて救助訓練も行うことにした。

 車坂峠と火山館の2コースのうち、当日は同峠から入山し、前掛山まで登る。登山道周辺で参加者を遭難者に見立て、搬送や応急手当ての訓練を実施。ふもとの火山館まで向かい、小諸、御代田の各登山口に下る。分かりにくい個所や案内板などの不備をチェックし、目印となるマーキングもする。

 事務局の小諸市総務防災係は「緩和の影響は予想以上。安全に登山ができるよう努めたいLとしている。

 同遭対協のうち、軽井沢支部も二十七日に登山道を点検する。

 立ち入り規制は、気象庁の発表する火山活動度レベルに合わせ実施。九月二十二日に、2(やや活発)から1(静穏)に引き下げられたことを受け、同市などが「火口からニキロ以内」を「五百b以内」に緩和した。

写真:規制が綬和された区間を歩いて前掛山に向かう登山客=15日。安全を考慮して地元の遭対協が登山道の点検などをする