浅間山規制緩和

客足の伸びに期待

小諸登山の安全確保課題

信濃毎日新聞 掲載

平成18年9月23日(土)


 小諸市は二十二日、気象庁が二年ニカ月ぶりに浅間山(二、五六八b)の火山活動度レベルを1の「静穏」に引き下げたことを受け、立ち入り規制区域を火口から五百b以内に緩和した。前掛山(二、五二四b)までの登山が可能となる一方、観光客の十分な安全確保が課題になる。

 登山口の一つ、車坂峠では牛後二時すぎ、市職員らが看板を黄色のレベル2から、青のレベル1に掛け替えた。下山してきた登山者の中には、緩和を知って「前掛山まで登ればよかった」と話す人もいた。

 市観光協会の山岸喜昭会長は「登山シーズンは残り少ないが、宣伝をして誘客を図りたい」と客足の伸ぴに期待する百軽井沢観光協会の荒井宏会長は「レベルが下がることは喜ばしく、落ち着いてほしい」とする。

 市は規制緩和に備え、前掛山周辺の登山道にロープを張るなどしたが、前掛山手前の避難所は〇四年の噴火で壊れたままだ。活動が急に活発化した場合の情報伝達も必要になる、芹沢勤市長は「防災無線や看板での情報提供が重要になる。頑丈な避難所の設置も考えたい」と話していた。

写真:浅問山登山の規制緩和で、車坂峠の看板を掛け替える小諸市職員