ヒマラヤの8000b峰「チューオーユー」

県内女性登頂に挑む

宮田村の丸山さんら来月出発

信濃毎日新聞 掲載

平成18年7月17日(月)


 県勤労者山岳連盟の結成四十年を記念した登山隊が今秋、ヒマラヤ山脈のチョーオユー(八、二〇一b)に挑戦する。登山隊員七人のうち四人が県内外在住の女性。隊長を務める北佐久郡軽井沢町長倉の会社員池田壮彦さん(59)は「県内の女性登山者が八千b級の山に登ったという話は聞いたことがない」としている。

 チョーオユーはネパール・中国国境にある世界第六位の高峰。工ベレスト(八、・八五〇b)の西側に位置し、八千b峰の中では比較的登りやすいという。登山隊員七人はいずれも県内の山岳会に所属し、女性三人は初めての海外挑戦となる。登山隊は八月四日に日本をたち、高所順応のためにピサンピーク(六、〇九二b)に登頂した後、九月末から十月初めにかけてチョーオユー山頂にアタックする計画だ。

 池田さんが「技術、体力もある」と太鼓判を押す女性隊員の一人が、上伊那郡宮田村の会社員丸山亜矢さん(35)だ。富士山での高所トレーニングや走り込みを続ける丸山さんは「高所に行くと自分がどうなるのか不安だけど、どこまでできるか試したい。頂上に立てばエベレストも見えるだろうし、楽しみ」と張り切つている。

 池田さんは、シシャパンマ(中国・チベット)、ナンガパルバット(パキスタン)とヒマラヤ山脈の二つの八千b峰に登頂するなど、海外登山の経験が豊冨。今回の登山では、県内女性の八千b峰登頂成功を後押しするとともに、自らも無酸素登頂を目標に掲げている。

「低酸素の世界ではかなり難しいことで、年齢的に体力も落ちているが、挑戦しがいがある」と話している。

写真:チューオユー挑戦に向けて富土山火口で行った登山隊の訓練=5月4日