夏山の遭難防止へ

北ア常駐隊結隊式

信濃毎日新聞 掲載

平成18年7月12日(水)


 県山岳遭難防止対策協会は十一日、夏山常駐隊の結隊式を大町市の大町合同庁舎で開いた。隊員四十六人が八月二十四日まで、北アルプスで山岳パトロールや遭難者救助にあたる。

 常駐隊は、北ア南部(槍・穂高連峰)に三十人、北ア北部(後立山連峰)に16人が配置。平均年齢は41.3歳で、隊員歴は一年から四十一年まで。女性も一人いる。夏山の常駐は四十年ほど前から毎年続いている。

 結隊式には、隊員ら約50人が出席。県警の吉原保地域課長が「今年は残雪が多く、トラブルの多発が懸念される。きめ細かい登山指導をしてほしい」と激励。北部隊の吉田末則隊長(57)が「常駐隊員として誇りと使命感に燃えて、山岳遭難防止活動に専念したい」と決意を述べた。

 県警によると、昨年の夏山登山者二十七万人ほどのうち、47%が北アルプスに入山し、五十五件の遭難が発生した。

写真:県山岳遭難防止対策協会の常駐隊結隊式で宣誓する隊長ら