南ア大鹿登山口開山式

定期バス利用を呼び掛け

信濃毎日新聞 掲載

平成18年5月26日(金)


 大鹿村大河原のタ立神パノラマ公園で五日、南アルプス大鹿登山口の開山式があり、村職員ら約四十人が安全を祈願した。伊那バス(伊那市)は七月十五日-八月二十七日、塩見岳(三、〇四七b)や赤石岳(三、一二〇b)への烏倉登山口まで定期バスを運行する。登山口近くの駐車場はスペースが限られることから、村は定期バスを利用した登山を呼ぴ掛けている。

 村内から南アヘ向かう登山口は鳥倉、塩川、小渋の三カ所で、大鹿登山口はその総称。村によると、毎年夏には三つの登山口から約一万人が入山。中でも鳥倉からの入山者が多い。しかし、登山口の手前約三キロにある駐車スペースは乗用車約三十台分の広さ。最盛期には林道脇に車が連なることもある。

 村は伊那バスとの協議により季節限定の定期バスを中央道松川インター(松川町)から塩川登山口まで運行してきた。だが、今シーズンのバスの行き先を、登山者の利用が多い烏倉登山口に変更する。一日二往復し、途中でJR飯田線伊那大島駅(松川町)にも停車する。

 村によると、登山道沿いの沢筋には例年より残雪が多く、滑落に注意が必要という。

写真:シーズン中の安全を祈願した南アルプス大鹿登山口の開山式