上高地ウェストン祭

残雪の峰響く歌声

信濃毎日新聞 掲載

平成18年6月5日(月)


 日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンの業績をたたえる「ウェストン祭」は四日、松本市安曇上高地のウェストン碑前で開いた。今年で六十回目。同市安曇小の児童らが晴れ上がった北アルプスの峰々を背に合唱し、登山愛好者や多くの観光客が聞き入った。

 安曇小の四年生七人と東京を中心とする女性山岳会「エーデルワイスクラプ」のメンバーが「山の花」など数曲を披露。体を揺らして歌う児童もいた。ウェストンをたたえる詩の朗読のほか、一九五六(昭和三十一)年、ヒマラヤ・マナスルに初登頂した日本登山隊員、日下田実さん(75)=栃木県=のミニスピーチもあった。

 同祭は日本山岳会信濃支部が主催。ウェストンの足取りをたどって徳本峠を越える前日の記念山行は、登山道のつり橋破損により中止された。

写真:残雪の山々を背に歌う、安曇小の子どもたちと工一デルワイスクラプ