坂城の里山6コース

自然観察や健康づくりに

最長83`散策路整備

信濃毎日新聞 掲載

平成18年4月26日(水)


 坂城町は自然観察や健康づくりにふさわしい六つの里山歩きコースを設定、やぶを払ったり、案内板を立てたりして整備した。町は「足元の自然が楽しめる里山の散策を多くの人に楽しんでもらいたい」と利用を呼び掛けている。

 生涯学習事業を通じて住民から寄せられた要望を受け、町が独自に六コースを決めた。町内の景勝地や名木を選ぴ、町合併五十周年に合わせて昨秋に発刊した「ふるさと百選」で紹介している。

各コースの距離は四・四-八・三`あり、日帰りできるよう、三時間半-六時間程度にモデルタイムを設定した。

 最長の「鏡台山葛尾城(きょうだいさんかつらおじょう)コース」は、和平(わだいら)高原と坂城神社が発着点。戦国武将、村上義清の居城葛尾城(標高八〇五b)や、名月が昇る山で知られる鏡台山(同一、二六九b)などを結んでいる、町内最高峰の大峰山(同一、三二七b)へ続く「大峰コース」は八・一キロで、信仰の山という大道山も経由する。

 標識はコースごとに十一-十九カ所設けた。以前は一部の登山愛好者や林業関係者しか通らない道も多く、やぶが生い茂ったり迷いやすい場所も目立ったりしたことから、行楽客でにぎわうゴールデンウイークを前に手入れした。

 整備事業は地元の里山愛好家や林業委員も協力。町は「見慣れた山の尾根道から町の景観をながめることで、ふるさとの良さを再発見してほしい」と話している。

写真:坂城町が尾根道の登山道に整備した案内標職