上高地に常駐ガイド活動強化

北ア関係者NPO設立

信濃毎日新聞 掲載

平成18年4月20日(木)


 北アルプスの山小屋関係者や自然観察インストラクターらが、登山ガイドの活動をより積極的に進めるため、NP0法人「信州まつもと山岳ガイド協会・やまたみ」を設立した。中高年登山の一層の増加が見込め、旅行代理店などのツアー登山が盛んな点を視野に入れた取り組み。市民登山や学校登山へもかかわる幅広い活動を目指す。

 昨年四月に発足し、松本市の上高地でネイチャーガイド養成講座などを開いてきたNPO法人「やまたみ」を拡充、今年三月に県から名称変更が認められた。会長(代表理事)は百瀬尚幸・元県山岳協会長が務める。

会員は中信地区の二十八人で、日本山岳ガイド協会認定ガイドや県自然観察インストラクターなどだ。

 従来の「やまたみ」も登山ガイド派遣が活動の一つで、ツアー登山をはじめ本年度もガイド派遣の依頼が既に百件近くに上る。今後は定年を迎える「団塊の世代」の登山者が増えると予想し、受け入れ体制を強化していくことにした。

 上高地をベースにガイドが常駐し、登山道整備や山岳地域の環境美化といった活動も手掛ける。松本市制百周年の来年には、槍ケ岳や穂高連峰、乗鞍岳など市内に六つある「日本百名山」への市民登山も計画中だ。穂苅康治副会長は「職業として登山ガイドをする人の養成も図りたい」と話している。