岳沢ヒュッテの小屋開け豪雪でGW以降に

信濃毎日新聞 掲載

平成18年4月12日(水)


 松本市安曇の上高地と北アルプス・穂高連峰を結ぷ岳沢(だけさわ)にある山小屋・岳沢ヒュッテ(上条岳人社長)は十一日、四月下旬に予定していた小屋開けが五月の大型連休後にずれ込むとの見通しを発表した。豪雪の影響で、残雪が今も例年の倍程度の四b以上あり、除雪作業に入れないという。春山登山者に、日程やコースの変更を呼ぴ掛けている。

 上条社長(69)らは九日にヘリで小屋上空を飛んだものの、積雪で建物が全く確認できなかったという。同社長は「雪の重みで小屋が被害を受けた可能性もある」とし、例年は四月下旬の小屋開けの時期も「現時点ではめどが立たない」と話す。

 岳沢ヒュッテは上高地から前穂高岳や奥穂高岳などに向かうルート上にあり、収容は最大約二百人。木造で、古い部分は建設から五十年余たっている。