数ヵ所の雪崩跡確認不明の3人発見できず

白馬岳

信濃毎日新聞 掲載

平成18年4月6日(木)


 北アルプス白馬岳(二、九三二b)に出掛けたまま行方が分からなくなっている東京の社会人山岳会「京葉山の会」の男性三人について、大町署などは五日、捜索したが、発見できなかった。三人が一日夜に宿営したとみられる大雪渓の下部周辺で数カ所の雪崩跡を確認。同署は、三人が雪崩に巻き込まれた可能性があるとみて六日もこの一帯を捜索する。

 五日の白馬岳付近は雨とみぞれの悪天候でヘリコプターが飛ばせず、北ア北部地区遭対協と県警山岳遭難救助隊の計九人が、三人の行動計画に沿い、北安曇郡白馬村二股(ふたまた)の登山口から白馬岳方面を歩いて捜索した。

 救助隊によると、大雪渓下部周辺には二、三カ所で雪崩の雪がたまった場所があった。幅約四、五十bの雪崩跡で、ビーコン(発信装置)からの発信がないか調べたが、反応は無かったという。

 六日は、県警と民間のヘリで救助隊を現地に運ぴ、上空と地上の両面から捜索、山岳救助犬も投入する予定だ。

 三人は一泊二日の予定で一日に入山。予備日の三日を過ぎても戻らないため、山岳会が四日、県警に届け出た。

写真:捜索を終え、白馬村二股の登山口に戻る助隊員=5日午後3時半ごろ