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山岳会60年の歩み記録 | |||||||
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日本山岳会信濃支部は、来年の支部設立六十周年記念事業として、支部報の第一号から昨年五月に発行した四十五号までを1冊にまとめた「復刻・日本山岳会信濃支部報」を作った。支部活動の内容や会員の海外遠征記録などから、戦後の山岳界の動きが分かる。同支部は「山に関する資料の一つとして利用できる」とPRしている。
信濃支部は一九四七(昭和二十二)年、全国四番目の支部として発足。支部報の第一号ほ翌年六月に発行した。六〇年代までは年に二回から数年に一回の不定期だったが、七〇年から十年余は中断。現在はほぼ年二回のペ-スで発行している。
昭和二十〜三十年代の支部報には、学校教員などによる「日本アルプスの氷河学の一問題」「山岳の地学的研究」といった論文が目立つ。中野和郎支部長(69)…安曇野市豊科高家=は「登山は現在のように一般的でなく、地形などを研究する『学術登山』が主体だった」とする。
昭和四十年代以降は、中央アジアやニュージーランドヘの遠征記が掲載されるようになった。国内でも、北アルプスなどの一般登山者が増え始め、自然環境への影響を心配する文章も。「このころが登山の大衆化の始まりだ」と中野さんは振り返る。
復刻版は、編さん委員六人が二〇〇二年に編集作業に着手。発足当時を知る会員に古い支部報を探してもらい、全号を集めた。B5判七頁九十nで、支部会員以外にも七千円で販売している。問い合わせは中野さん(電話0263・72・3345)へ。
写真:日本山岳会信温支部の約60年の歩みをつづった支部報の幻刻版