単独登山で遭難過去最多の55件

昨年の県内

信濃毎日新聞 掲載

平成18年2月22日(水)


 昨年一年間に県内で発生した山岳遭難は百六十六件あり、うち単独登山は五十五件で統計を取り始めてから最多だったことが二十一日、県警地域課のまとめで分かった。

 昨年八月に北アルプス白馬大雪渓で発生した大規模土砂崩落で死傷した二人は、いずれも単独登山。今年に入ってからも二月に八ケ岳連峰で雪崩が発生し、二日後に遺体で見つかった男性も単独登山だった。同課は「万一に備えて必ず計画書を出し、無理な行動は避けてほしい」としている。

 昨年の遭難発生件数は前年より二十七件多く、過去最多だった二〇〇三年に次いで二番目。遭難者は前年此34人増の百九十二人。内訳は死者二十八人、けが人101人、行方不明5人で、五十八人は無事だった。四十歳以上の中高年は百四十人で全体の73%を占めた。

 救助活動には、県警や地元遭対協など延べ二千七百人が出動。ヘリコプター出動は百四十件で、百二十人を救助した。