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伊那のハッチョウトンボ生育地 | |||||||
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日本最小のトンポとされるハッチョウトンボが数多く生息している伊那市新山の湿地で、往民有志や建設業者、市職員が十九日、木道造りを始めた。湿地の踏み荒らしを防ぎ、観光や教育活動への活用も期待されている。
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県のコモンズ支援金三百七十二万円を得て市が事業化し、総事業費は六百二十万円。約七十eの湿地をほぼ横断する木道は長さ約七十五bで、先端部分に16平方bの展望デッキも設ける予定だ。材木は上伊那森林組合(本所・伊那市)が製材した上伊那産のカラマツ間伐材を使用する。
ハツチョウトンポはいないものの、ほかのトンボの生息が確認されている湿地横の池(約十二e)にも、中央部を横断する橋型木道(三十五b)を設置する。乗用車五、六台分の駐車場や案内看板なども整備、三月中旬に完成する予定だ。
約四十人が参加したこの日の作業には、湿地を管理し、木道設置を市に提案した新山山野草等保護育成委員会のメンバーも加わり、湿地に木製の台を置き、その上に幅一・二メートルに材木を並べてポルトで留めた。北原重利会長(66)は「ホテルや学校からも問い合わせがあり、教育や観光に活用できそう。さまざまなイベントを考えたい」としている。
成虫の体長が約二aのハッチョウトンボは五月下旬から羽化し、見ごろは六、七月という。日本蜻蛉(とんぼ)学会の枝重夫会長“松本市沢村=が昨年、ハッチョウトンポを含むトンポニ十七種の生息を現地で確認している。
写真:伊那市新山の湿地で住民有志や業者らがつくった木道