北ア越年登山

積雪多め入山者少なめ

信濃毎日新聞 掲載

平成17年12月31日(土)


 北アルプスで新年を迎える越年登山のパーティーが30日、松本市安曇の上高地から続々と入山した。今季の北アは積雪が多く、上高地も例年の2倍の約1.5b。松本署などが設置した中の湯相談所によると、入山者は1日200人前後で、例年より3割ほど少ない。

 氷点下10度近くまで下がったこの日の朝、雪が舞う中、蝶ケ岳を目指す「泉州山岳会」(大阪府)の9人が、テントを張る長塀尾根に向けて同相談所を出発した。「雪がどれくらい多いのか不安」と、冬山は初めてという八木真香さん(37)。登山歴30年以上の西野勇治さん(48)は「積雪量によっては引き返すことも考えなければ」と話していた。

 相談所では、県警山岳遭難救助隊員と北ア南部地区遭対協のメンバーが、登山計画書を提出する入山者に雪崩への注意を呼び掛けていた。

写真:例年より多い積雪の中、北アルプス蝶ケ岳を目指す越年登山のパーティー=30日午前9時、上高地の河童橋