小谷のヘリスキーコースライチョウ確認

新組織発足

保護策検討へ

信濃毎日新聞 掲載

平成17年12月21日(水)


 北安曇郡小谷村内で毎年二-五月に行われているヘリスキーの滑走コース付近に、国特別天然記念物のライチョウが確認され、村は二十日、運営業者や環境省らに呼ぴ掛けて対策会議を村役場で開いた。来年一月に関係機関で、新組織を発足し、ライチョウの保護策などを検討する。

 会議に出席したライチョウ研究家の北原正宣さん(64)=同郡白馬村=によると、ライチョウは五月下旬から十一月までは標高二千四百b以上にいるが、雌は約千五百-二千bで越冬する。北原さんが四月にコース付近を調査したところ、標高約千九百b付近の樹林帯で、雌十羽と雄一羽の群れを確認した。

 会議では「ライチョウの生息場所を避けるように滑走区域を設定する必要がある」「区域外を滑るスキーヤーに、どのように注意を促したらよいか」などの意見が出た。新組織による現地調査も予定している。

 小谷村のヘリスキーは約四十年前に始まった。スキーヤーはヘリコプターで北アルプス白馬乗鞍岳頂上近くの天狗原(標高約二千二百b)まで上がり、栂池高原スキー場までの十四キロほどを滑走する。昨シーズンの利用客は約三千人。今シーズンは来年三月十日から五月七日までを予定している。