上高地の観光バス規制

来年度7-10月の32日間

信濃毎日新聞 掲載

平成17年12月14日(水)


 環境省や県、松本市などでつくる上高地自動車利用適正化連絡協議会は13日、同市安曇支所で交通対策検討小委員会を開いた。県道上高地公園線で観光バスの乗り入れを禁止する規制を、来年度は七月十五日から十月二十二日までの週末や祝日など計三十二日間とすると決めた。来年二月の総会で正式決定する。

 観光バス規制は、渋滞緩和を目指し昨年度導入。本年度は七-十月に計三十二日間実施した。
協議会事務局の環境省長野自然環境事務所は、昨年度に続き本年度も規制日の渋滞は発生しなかったと報告。ただ、入り込み人数は昨年度より約十万八千人少ない百三十七万人余で、安曇・沢渡地区で七月に起きた土砂崩落や愛知万博などの影響も考えられるとした。

 小委員会では「観光客が減り、経済の落ち込みがひどい。二十四日間にできないか」(上高地観光旅館組合)、「シャトルバス導入に多くの投資をしている。環境面も配慮し、徐々に規制期間を長くできないか」(松本電鉄)などの意見が出たが、規制案は最終的に了承された。