冬季閉鎖を前に「下山」

大町のアルペンルート

信濃毎日新聞 掲載

平成17年11月25日(金)


 関西電力黒四管理事務所(大町市)は二十四日、大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートが十二月一日から冬季閉鎖になるのを前に、大町側の扇沢-黒部ダム間で運行しているトロリーバス十五台のうち八台をトラックでふもとの大町市野口の工場に下ろした。八台は定期検査を受けて来春のルート開通を待つ。

 トロリーバスは架線からの電気で走るため、法律上は電車の扱い。車載バッテリーで約ニキロは進むことができるものの、公道を走ることはできない。扇沢駅から約13キロ下った工場までは、毎年トラックで運んでいる。残りの七台は山を下りずに扇沢駅で検査する。

 標高約千四百三十bの扇沢駅一帯は十一月上旬から雪景色。九月初めのピーク時には一日約一万八千人あった乗客も、二十四日は約六百五十人にとどまった。

写真:雪が舞う中、大町市の扇沢駅からトラックで山を下りるトロリーパス