百高山制覇

中野の徳永さん

目標あると楽しい

信濃毎日新聞 掲載

平成17年11月8日(火)


 元長距離トラック運転手の徳永松司さん(64)=中野市金井=がこのほど、冨士山(三、七七六b)を筆頭に国内で標高の高い百の山(日本百高山)を完登した。未踏二十九山を残していた今年七月から挑戦を再開し、九月中旬、富山県の北アルプス薬師岳(二、九二六b)頂上に立ち、登山を始めて五年目での「百高山制覇」となった。

 徳永さんは会社を定年退職した後の二〇〇一年五月から山登りを始め、二年ニカ月後の二〇〇三年七月には「信州百名山」(清水栄一著)収録の山を完登。その時点で百高山の半分ほどを登っており、その後、完登を目指し、冬を除いて精力的に登山を繰り返した。

 「薬師岳登頂の日は天気が悪く、ガスがかかって、頂上から何も見えなかったのが残念。目標を立てたからこそ、登山が楽しみになった」百高山にどの山を入れるかさまざまな意見があるが、徳永さんは雑誌「山と渓谷」の昨年七月号に紹介された日本百高山を参考にしたという。

 「ある山の頂上から、以前に登った山が見えることもあり、いろいろな角度から山の魅力を感じてきた」と徳永さん。県内や近県で頂上に行くこと自体を目標に設定した登山は百高山で一段落。来年は、花に合せた時期や東北など遠い場所での登山を計画し、ゆっくりと山歩きを味わうつもりだ。

写真:薬師岳に登頂し、「日本百高山」完登を達成した徳永松司さん=徳永さん提供